レンタルサーバーは複数ある?役割に合わせて最適なタイプを選ぼう

レンタルサーバーが必要と考えていても、役割に遭った適切なタイプを選ばないと容量不足や過剰にレンタルしてしまう状況が生まれます。

なぜなら、レンタルサーバーは複数の役割の中から何を求めてどれくらいの設備が必要なのか、事前に見積が必要だからです。では、どのような点に注意して適切なレンタルサーバーを選べば良いのでしょうか。

「レンタルサーバーのバックアップ機能を比較する時のポイント」

レンタルサーバーが果たす役割は主に4つある

レンタルサーバーはホームページデータを置いておく場所というイメージを持つ人が多いですが、近年は多様化したレンタルサーバーの使い方やシステムが開発されており、主に4つの用途で使われています。

・WEBサーバー

・メールサーバー

・データベースサーバー

・ファイルサーバー従来のレンタルサーバーが果たす役割は、自分のホームページを置くWEBサーバーのみであって、データベースサーバーを必要としているのは法人用途が中心でした。しかし、ブログ運営を行う上で記事を量産しやすくするために必要なWordPressの設置にデータベースが必要なため、データベースサーバーの役割が大きくなったわけです。

一方、メールサーバーは迷惑メール対策により用途が限定されることから、設置数はさほど増えずにファイルサーバーに関してはクラウド化が進んでいてレンタルサーバーを別に借りる必要が薄れています。

WEBサーバーを選ぶ際には容量不足に注意しよう

WEBサーバーの役割を果たすレンタルサーバーを契約する際には、保存スペースの容量のみに注意しがちです。しかし、割安なレンタルサーバーの多くは保存容量だけでなく、データ転送容量に制限を掛けていることが珍しくありません。

なぜなら、特定の大容量ファイルのダウンロードが集中すると、レンタルサーバーへ接続する回線帯域が逼迫しやすくなるからです。データセンターに設置されているレンタルサーバーであっても、転送帯域を無限に使えるわけではありません。

限られたネットワーク資源を無理のない範囲で使うためには、レンタルサーバーに転送量による一定の縛りを設ける必要があるわけです。このため、WEBサーバーとしてレンタルサーバーを契約する際には、保存スペースの容量に加えて月間転送量についても契約内容を確認して間に合うか計算しなければなりません。

「転送量の目安はどのくらい?レンタルサーバーを利用する時に知っておきたいポイント」

データベースサーバーはレンタルサーバーの利用規約を確認

データベースサーバーは、WordPressに掲載するブログの数だけデータベースの設置が必要となるので、レンタルサーバーに設置可能なデータベース数の確認が必要です。従来のデータベース設置は、一部の法人が大量のデータを保管して必要に応じて有効活用していました。

しかし、ブログのカスタマイズが自由にできるメリットを活かして、WordPressが広く普及し始めると個人向けのデータベース設置が増えることになります。レンタルサーバーでは、契約内容によりデータベース設置の可否だけでなく設置可能なデータベース数の上限が決まる仕組みです。

何種類のWordPressブログを運営したいのかという方針により、選ぶデータベースの仕様に違いが出る点に注意して選びましょう。

「レンタルサーバーとホスティングの違いとは」

共用サーバーを選ぶメリットとは

なるべく安いコストでレンタルサーバーを契約したい場合には、保存容量に加えてデータ転送容量やデータベース設置数に制限がある共用サーバーを選びましょう。利用規約をしっかり確認して納得できるならば、レンタルサーバーでどの役割を果たしてもらうのか方針を決めて運用することになります。

共用サーバーを選択した場合には、契約した保存容量とデータ転送容量が管理されているので、高い負荷がかかる使い方をすると運営会社から警告が届いたり突然アクセスが遮断されたりするはずです。共用サーバーの管理者は、利用者が公平にレンタルサーバーを使えるように管理する役割を果たしているに過ぎません。

専用サーバーなら多く役割を任せられる

専用サーバーならば、WEBサーバーだけでなくデータベースサーバーとしてWordPress用のデータベースを複数設置するといった役割を持たせても、基本的に専用サーバーとして契約している範囲内なら自由に使えます。

共用サーバーとは異なり、データベースに負荷がかかってCPU占有率が高まっても、専用サーバーだからこそ全体的に重くなるだけで済むわけです。毎月の維持費がある程度かかりますが、専用サーバーの性能と価格のバランスを考慮してレンタルサーバーを選べば、十分な利益を得られます。

専用サーバーに複数の役割を割り当てた場合には、レンタルサーバーとして借りた専用サーバーの性能に依存することになります。専用サーバーは保存容量だけでなく、CPUの種類やメモリ容量といった部分まで自分好みにカスタマイズできるレンタルサーバーが少なくありません。

長期間専用サーバーに役割を割り当てられる程度の余裕を持ったタイプを契約すると、安心して大量のWEBサイトを構築しても問題がなくなります。

VPNサーバーという選択肢もある

共用サーバーは利用規約の縛りが強く、専用サーバーは運用コストが高めという問題点がありますが、共用サーバーと専用サーバーの中間的な存在としてVPNサーバーがあります。共用サーバーの中に仮想環境として専用サーバーを作り出すことで、共用サーバーにいながらにして専用サーバーと同じ感覚で運用できるメリットが大きいです。

VPNサーバーは共用サーバーよりも性能が高く、専用サーバーよりも料金が安いという特徴を持っています。

クラウドサーバーで契約内容を柔軟に変化させる

VPNサーバーを更に発展させてクラウド化したものが、クラウドサーバーと呼ばれるタイプのレンタルサーバーです。1台のサーバーを複数人で共用しつつ専用サーバーと同じ様に使えるVPNサーバーに近いですが、大きな違いとして運用内容を後から自由に変更できる点が挙げられます。

VPNサーバーはスペック内容を変えられませんが、クラウドサーバーは契約内容だけでなく割り当てるリソース量を変更できるために、途中から高負荷が掛かると判明したために専用サーバーを作り直さなければならないといった問題に強いです。

クラウド上にクラウドサーバーを用意するので、並列接続された数多くのクラウドサーバーから、契約内容に合わせたリソースの割当をするだけで運用しながら利用する容量と性能を変更できます。レンタルサーバーの新しい形として注目されており、レンタルサーバーは今後クラウドサーバーが増える見込みです。

「レンタルサーバーとは?内容や種類・選び方をご紹介します!」

レンタルサーバーは必要な役割に合わせて契約内容を決める

レンタルサーバーは単に保存スペースを確保する契約ではなく、データ転送容量やデータベース設置数といった複数の基準で選ぶ必要があります。なぜなら、レンタルサーバーの役割は複数あるので、どの役割をどれくらいの負荷をかけつつ処理する必要があるのか事前に知っておかなければならないからです。

そして、VPNサーバーやクラウドサーバーといった役割に合わせて必要なリソースを割り当てる方法に変わりつつあります。