レンタルサーバーを利用するなら契約書を把握しよう

プライベートやビジネスで利用するために、ウェブサイトを作成するなら、インターネット上に公開するスペースを用意する必要があります。そのスペースとして利用できるのがレンタルサーバーなので、これから契約しようと考えているかもしれません。

そのときはしっかりと契約書を読んで、理解したうえで契約することが大切です。

大切なことは契約書にすべて記載してある

レンタルサーバーを提供してくれている会社は、ほぼ間違いなくインターネット上に公式ウェブサイトを持っています。そちらにサービス概要がしっかりと記載されているため、そこを読めば契約しても大丈夫だと考える方もいるでしょう。

ところが、サービス概要には載っていないような決まりが契約書に載っていることも多いです。サービス概要のほうは基本情報しか掲載されていないと考えたほうが賢明です。レンタルサーバーを利用するうえで、守らなければいけないことは契約書のほうに記載されていると思いましょう。

なお、契約書は小さいサイズの文字でびっしりと書かれている場合もあるため、読むのが大変だと感じるかもしれません。それに加えて文章の中に専門用語が登場する場合もあるので、確かに読むのは大変だといえます。しかし、読まずにサインをしてしまうと、あとからトラブルを引き起こす原因にもなるため、面倒くさがらずに上から下まですべて目を通すようにしましょう。

ただ、契約書を読んだとき内容が理解できず、サインをしてもよいか迷うケースもあります。そのときは弁護士に頼んでリーガルチェックをしてもらうことも可能です。自身にとって内容に不利がないか法律のスペシャリストが確かめてくれるので、安心してサインができるようになります。

しかし、リーガルチェックの費用はそれなりにするため、金額を聞いて、頼む価値があるかきちんと判断した上で必要なときは弁護士に依頼しましょう。

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規約にも注意しよう

契約書の内容はレンタルサーバーを提供する会社によってさまざまですが、ほとんどの場合は規約を守ることが条件として盛り込まれています。従って、契約書にサインをするなら、規約も把握する必要があります。規約は契約書よりもさらに難解な場合もありますが、しっかりと読んで何をやっては駄目なのかチェックしておきましょう。

もしも、理解できないときは、提供会社に質問をして、どのような意図の規約なのか確認したほうが安心できます。契約書で縛られているのですから、自分で大丈夫だと思っても提供会社が駄目だといったら問答無用で駄目です。

なお、規約は契約書にサインをするときだけ読めば良いというものではありません。なぜならば、規約は時が経てば改定されることがあるからです。提供会社側が有利になるように変更されたりユーザー側の個人情報を守るために項目が追加されたり、いろいろな理由で規約が改定されます。

そのため、定期的に規約をチェックして、自身の利用方法が問題ないことを確認しましょう。ちなみに、公式ウェブサイトにあるお知らせを見れば、規約のどこが改定されたのか掲載されている場合が多いです。

時間がない方は全部読むのではなく、お知らせを活用して、効率的にチェックしてしまいましょう。

契約書に違反したりや規約を破ったりしたときに起こること

契約書や規約は絶対的なものなので、破ってしまうと、契約が打ち切られてレンタルサーバーを利用できなくなるケースもあります。もちろん、公開していたウェブサイトは、インターネット上に表示されなくなるので気をつけましょう。

それどころか、メンバーサイトにログインできなくなり、レンタルサーバに保存していたデータの回収も行えなくなるかもしれません。築いてきたウェブサイトがすべてパーになる可能性もあるので、契約書や規約の内容はしっかりと守るようにしましょう。

ちなみに、いきなり契約を解除するのではなく、まずは警告を送ってくれる契約会社もあります。多くの場合は登録しているメールアドレスに届くので、絶対に見逃さないようにしましょう。連絡に気がつかなかったせいで正すチャンスを逃してしまい、契約解除になったのではとても勿体ないです。

いつのまにか迷惑メールとして処理されていたという話も聞くので、自動ではじいてしまわないように、きちんと振り分けの設定をしておくことが重要です。

契約書がないケースもある

ほとんどのレンタルサーバーは、インターネットで契約の手続きが行えるようになっています。

そのため、わざわざ紙の契約書にサインをしなくても使えるようにしているところが多くあります。しかし、だからといって契約や規約に縛られないわけではありません。

レンタルサーバーを借りるための手続きを進めていくと、『規約』や『個人情報の取り扱い』を読むように指示されます(指示だけで読まずに済むのですが、しっかりと読みましょう)。そして、そのあとには同意するというボタンが用意されていて、そこをクリックすることで手続きを進められるのです。

つまり、ボタンをクリックする行為が契約書にサインをしたと同じになるので、契約や利用規約に縛られることに変わりはありません。

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守れないならほかのレンタルサーバーを使おう

ウェブサイトの方向性が変わったり規約が改定されたりした場合、契約書の内容を守るのが難しくなるケースもあります。そのときは、契約を解除してしまい、ほかのレンタルサーバーに移ることを考えましょう。契約違反となるウェブサイトを公開しても、最初のうちは何もリアクションがないかもしれません。

しかし、いずれはチェックに引っかかってしまい、何かしらの処罰が下る可能性が高いです。いつ潰れるか分からないウェブサイトを運営するのは精神衛生上良くないので、思い切ってほかのところに移ってしまいましょう。

簡単に引っ越しするためのシステムを用意してくれている、レンタルサーバーの提供会社も数多くあります。手順も分かりやすく説明されているので、初めて乗り換えする方でもスムーズに古いところから新しいところへの移行が可能です。

読むのを怠ると損をする

契約書はレンタルサーバーの提供会社側の有利に書かれているケースが多々あります。

そのため、読まずに契約してしまうと何かあったときに対応してもらえず、不利な状況になってしまう可能性があります。契約書をきちんと読み理解していれば、正しい主張が行えるようになるため、損をせずにレンタルサーバーをいつまでも使えるようになるでしょう。